特定動物飼育のススメ③(条件付き) |
キュビエムカシカイマン
Paleosuchus palpebrosus
別名コビトカイマンとも。“ムカシカイマン”の名の如く原始的なワニのひとつ。
特定動物飼養・保管許可
20指令名保生第3-3号
登録の有効期間:平成20年5月2日から平成25年5月1日まで
良く馴れた大きめサイズ。
太古の時代を彷彿とさせてくれる、トカゲにはないオーラが・・・。
以前にご紹介したブラジルカイマンことシュナイダームカシカイマンと同じく、
鬱蒼としたジャングルを流れる薄暗いクリークに棲む半夜行性の小型種。サイズ、
選好環境ともにもっとも室内飼育向きと言え、家庭で終生飼い切ることのできる
ワニのひとつと言えます。
今回の個体はご覧のとおりのサイズの長期飼い込み個体。2匹ともオスです。
小型で水棲傾向が強いこともあり、野生下でも陸棲の哺乳類を襲って食べることは
あまりしない種なので、本種にマウスの単食給餌は高カロリー過ぎて危険です。
ウズラやヒヨコ等の鳥肉を混ぜ、あとはコイやフナなどの淡水魚やザリガニなどの
甲殻類も混ぜてやれば万全のメニューです。ツナギとして牛ハツやスナギモも使え
ますが、骨がない分、リン過多となりやすく長期的な多用は禁物です。
既に大変良く馴れていますのでピンセットから何でも取りますから活きていなくても
全て冷凍でOKです。夏に出た乾燥のスーパーザリガニ等もよく食べます。
家にワニ・・・。リビングにワニ・・・。ワニっぽいトカゲじゃなくってワニ・・・。
これって爬虫類飼育者(特に男)の夢ではないでしょうか(再び)!
一見無表情で粗暴に見えがちなワニも、さすがの地球の大先輩、実はかなり賢い側面が。
実際に接していると、そこそこ頭の良い鳥並みな馴れ方を見せてくれます。
爬虫類としてはあまり動かない代謝の低いヤツらですが、そういう意味で飼って楽しい一面も。
もちろんご存じの通りの特定動物ですので、飼育の際にはあらかじめ都道府県知事の
許可を受けなければなりません。が、実は眉間にシワを寄せるほどのことではありません。
窓口である最寄りの保健所へ相談してみると段取りを踏めば予想以上に簡単に許可を
受けることができます。
当店では許可の取り方も手ほどき致しますのでワニの飼育を「真剣に」考えている方は、
スタッフまでお気軽にご相談下さい。
「ちょっとの面倒」で「ウチにワニ」 。夢が叶います!
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